吊るされた男のタロットカードの意味は、
・奉仕
・自己犠牲
・価値観を変える
といった意味になります。
吊るされた男のタロットカードは、
木の枝に吊るされています。
通常人間が吊るされていて、
身動きできない状況とは、
一体どのような状況なのでしょうか。
22枚の中でも、
もっとも精神的・肉体的にも、
辛く困難な状況がタロットカードから伝わってきます。
吊るされた男のカードが仕事の場面で出た場合は、
どのような解釈になるでしょうか。
試練に耐える受難の人という意味から、
その人の置かれている環境や状況は、
”非常に困難で心身ともに、
耐え難い状況にある”
ということを暗示しています。
当人としては一生懸命頑張っているにも関わらず、
自分を認めて貰えない苦痛を
感じている場合もあるでしょう。
また過酷な環境下で自由な動きを
束縛されているような場面でもあります。
こういう時に人はどこまで耐えるのか、
この苦難をどう乗り越えられるかが、
問われることにもなるでしょう。
吊るされた男の頭上にはオーラが輝いています。
例えば自分の価値観を変えてみること、
相手の立場になって物事を考えてみることで、
今置かれている現状や価値観に、
一筋の光を見出せる場合もあるでしょう。
吊るされた男のカードが恋愛の場面で出た場合は、
どのような解釈になるでしょうか。
恋愛で出た場合は、
男女間のどちらかが相手の為に尽くし、
妥協を強いられながらも相手の要求に
応えている場合があるでしょう。
また交際相手の置かれている環境など、
”相手の状況や苦しい環境に自らの意思よりも、
相手の環境に合わせていかなければならない”
というような状況とも読むことができます。
当人は苦しくとも自分の我欲を抑えて、
相手の要求に折り合わないといけないのでしょう。
このカードが出れば、
・自分を捨てること
・当事者が問題を解決したい
というのであれば、
自分の価値観や考えを推し進めるのではなく、
今のあるべき状況に自らを合わせていくことにもなります。
自分にそぐわないものをあえて、
受け入れる人間としての精神性や度量の深さが、
問われるタロットカードでもあります。
